乳酸菌の種類と効果

前へ
次へ

乳酸菌と乳糖

乳酸菌と乳糖は、切っても切り離せない関係性があります。
乳糖を必要とするのは、乳酸菌の中でも動物性の乳酸菌です。

動物性乳酸菌は、動物の乳(ミルク)の中に生息します。
動物性乳酸菌は非常に繊細な菌であり、良質な環境が整わなければ生育に問題が出るほどです。
栄養価が高くバランスがとれており、一定の濃度に保たれる場所を動物性乳酸菌は好みます。
子育てに使うために栄養や栄養バランスが整えられた乳は、生育環境としては申し分ない場所なのです。
乳の中で、動物性乳酸菌が餌とするのは乳糖という糖類です。
乳糖を餌にして発酵が行われ、チーズやヨーグルトなど発酵系の乳製品が製造されます。

乳糖は、乳に含まれる糖類の一種です。
乳の約5~7%を占めている成分であり、ブドウ糖とガラクトースが結び付いて出来る二糖類です。
ラクトースとも呼ばれる乳糖ですが、人が摂取した場合は、小腸でラクターゼという酵素によって単糖類に分解されることで吸収できる形へと変化します。
糖類中では高い整腸作用を持っています。
難消化性のため、形を保ったまま腸まで送られ、腸内にいる善玉菌の食料になります。
善玉菌がエネルギー源をもったことで活発に活動し、また増殖することで、それに反比例して悪玉菌の数は減少していきます。
善玉菌が増えて腸内フローラが整えられることで、下痢や便秘などの腸からくる不調を解消することが出来ます。

また、乳糖はグリコーゲンの形でエネルギーとして体に蓄えられたり、体組織の構成を手助けするなどの働きもあります。
通常はラクターゼで分解される乳糖ですが、加齢と共にラクターゼ自体の分泌が減る場合があります。
すると乳糖の分解がスムーズに進まなくなり、消化されないままの形で腸まで運ばれることになります。
するとその場で発酵し、腹痛や下痢の原因になるのです。
牛乳や乳製品を摂取したあと腹痛を訴える人は一定数存在しますが、ラクターゼの分泌不良が原因になっている可能性があります。

ページのトップへ戻る